「イノベーション・スキルセット2025 - BTC人材へのセカンドステップ」参加者の声
- Sayuri Ozawa
- 8月4日
- 読了時間: 3分
更新日:8月6日

このワークショップは、過去に複数回開催された「イノベーション・スキルセット - BTC人材へのファーストステップ」の続編です。前回のワークショップでは、現代のイノベーションリーダーに求められるBTC型スキルセットを提示し、その最初のトレーニングステップを演習を交えて学びました。
BTC人材への道筋は、田川さんの中でいくつかのステップに整理されています。これまでのワークショップは高い評価をいただき、続編を望む声も多かったことから、今回「セカンドステップ」を開催することになりました。
ファーストステップ参加に続き、今回のセカンドステップにも参加された阿部康史さん(森ビル株式会社)より感想文をいただきました。ぜひご覧ください。
* * *
前回の「ファーストステップ」に続き、今回の「セカンドステップ」にも参加しました。
イノベーションを生むためのスキルやその人材像をまとめたものが、BTC型人材(ビジネス・テクノロジー・クリエイティビティ)という考え方ですが、私は「クリエイティビティ・創意工夫」が自分の中で弱いと感じており、自分にない思考プロセスを勉強したいというのが参加動機でした。
今回のワークショップは、続編という立ち位置のため、前回冒頭にあった「総論」は短めの説明となり、グループワークである「コンセプトテスト法」・「ふせんトレーニング」など、実践的な内容に時間をかけたカリキュラムでした。
「コンセプトテスト法」に関して、シナリオは前回のインタビュー法と同じタイトルでも、「コンセプトテキストの作成」、「チーム内でのシェアとベストなコンセプトの案選択」等違う内容で、制限時間内にチーム内でまとめていくアプローチは、グループワークの面白さと難しさを実感することができました。その後の「デブリーフィング」ではインタビュイーの視点や感想を聞いて、ユーザー目線の必要性も感じました。
次の「ふせんトレーニング」はSTEP3でのジャッジにつながる判断基準のトレーニングですが、エクササイズを踏まえて「好き嫌いや良し悪しの判断基準は個人によって違うこと」をあらためて実感し、また自分の課題も見えたので、今後、継続的に取り組んでいきたいと思います。
普段あまり接する機会がないエンジニアやデザイナーの方々も多く参加されており、上記2つのグループワークを通して、その方々の視点や考え方を知ることができ、刺激を受けることも多々ありました。
最後の「ケーススタディ・Q&A」は田川先生が質問者の疑問等に応える時間でしたが、田川先生が丁寧な応答をされていたので私の理解も深まりましたし、質問者にとっても意義深い時間になったと思います。また私も希望として、前回とは違うエピソードを田川先生より紹介と説明を受けることができ、今回も興味深い事案に触れることができました。
あらためてデザイン思考で課題解決を行うためには「ユーザー理解」がベースとして必要であることを理解することができ、かつ具体的なプロセスやエピソードにも触れることができたので、今回も有意義な時間を過ごすことができました。
ご教示いただいた内容について、業務等で活かすことができるように取り組んでいければと考えています。
森ビル株式会社
六本木ヒルズ商業運営室
阿部康史さん
<プログラム概要>
プログラムタイトル:イノベーション・スキルセット2025 - BTC人材へのセカンドステップ
講師:田川 欣哉(Takram株式会社 代表取締役。東京大学 特任教授。)
開催日時:2025年: 7月14日(月) 09:30-18:00
会場:ARCH(虎ノ門ヒルズビジネスセンター)
内容:こちらをご覧ください。



Comments