このプログラムは、Department 22のClare BrassとTom Leechを講師に迎えて2022年5月11日に行われました。Department 22はサーキュラーエコノミーに特化したロンドンのデザインファームです。今回は特にデザイン手法に基づいた戦略にフォーカスし、現在すでにあるプロダクト・サービスを、いかにサーキュラーに変えられるか、ケースごとに考察と議論を行いました。参加された方の感想コメントを以下よりお読みください。
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現在、私は企業のエスノグラファ・デザインリサーチャーとして、デザインの方法論と定性調査を用いて社会や未来の課題に取り組んでいます。
企業として循環型社会の実現に向けてにどのように責任を果たしていくかを考えていく上で、海外の先進的な実践者から学べる機会との期待を持って参加しました。
ワークショップでは、現在はリニアなプロダクト・サービスの事例を6つのフレームワークを用いてサーキュラーにするワークを行いました。私はこれまでサーキュラーなプロダクト・サービスとなると捨て方に関する取り組みばかりに目がいっていましたが、用意さたフレームワークの「知能搭載」や「モジュラー化」などを取り入れることで、新たなサーキュラーデザインのビジネスアイデアを発想することができました。
全体を通じて、循環型社会の基礎的な知識から、ビジネスで活用されている方法論、事例、オンラインワークショップの進行など幅広い学びがあり、循環型社会に対する新たな視座を得られました。
本プログラムのテーマになっているサーキュラーエコノミーといった社会的な潮流を受けて未来に対して企業が主体的に働きかけることを求められるなかで、答えのない問いに対して取り組んでいく上での、考え方や原動力を身に付けることに繋がりました。
今回でDLX DESIGN ACADEMYの講座受講は2回目になりますが、毎回海外の講師から提供される鮮度の高い情報に触れられる点や、すぐにでも自身の業務で応用可能な手法として落とし込まれている点が魅力に感じており、今後も興味があるテーマがあれば参加させて頂きたいと思っております。
(物井愛子さん、 エスノグラファ・デザインリサーチャー、株式会社日立製作所)
<プログラム概要>
プログラムタイトル:CIRCULAR ECONOMY – Implementing Design & Innovation Strategies 循環型経済をめざすデザイン・イノベーション戦略
講師:Clare Brass、Tom Leech(Department 22)
開催日時:2022年5月11日18:00-21:30
形式:オンライン
内容:こちらをご覧ください。
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