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4070 - DLX デザイン先導イノベーション プログラム



【開講日:2025年5月9日】

私たちは今、地球規模での気候危機と向き合っています。これまでのライフスタイルや社会構造が生んだ持続不可能な現状は、未来世代に大きな代償をもたらすことが明らかです。このような状況を憂慮しながらも、気候変動のような大きな課題を解決するためには、政府や大企業などの介入が不可欠で、個人レベルでは何もできない、という無力感に襲われている人も多いのではないでしょうか。


しかし、2022 年に発表されたIPCC* によるレポートでは、「人々のの行動変容が、温室効果ガス排出量の大幅な削減をもたらす」という新たな考え方が提示されました。このレポートでは、個人の行動変容により、地球上の温室効果ガスの排出量を2050 年までに40 ~ 70% 抑制できる可能性があると報告されています。これは、私たちが直面する気候危機に挑むうえで、大きな可能性を示唆しています。


この変化を促すために、デザインにはどのような介入ができるでしょうか?


デザインに期待されることは、単に物やシステムを作り出すだけでなく、人間の心理に深く働きかけ、行動そのものを変える力を持っているということです。優れたデザインは、視覚的・造形的な美しさだけでなく、私たちが無意識に行なっている日常の選択を変え、持続可能な行動を自然に選び取れる環境を作り出します。だからこそ、デザインは未来を持続可能なものへと導く重要なツールとなり得るのです。


この差し迫ったニーズに応えるために、プログラム4070 は、環境危機に立ち向かうための持続可能なソリューションを推進するためのスキルとマインドセットを参加者に提供することに注力します。参加者は、プログラム中に「Mobility(モビリティー)」( ヒト・モノの移動 )「 Shelter(シェルター)」( 住居、オフィスなどの建物・空間 )「 Nutrition(ニュートリション)」( 栄養、食および食料生産)の三つのテーマのうち一つを選び、それを課題として設定した上で探求します。


プロジェクトベースのカリキュラムを通じて、参加者はさまざまなデザイン手法、すなわちオポチュニティ発見から初期プロトタイピングに至る基本的なデザインプロセスを網羅したメソッドを探求します。このプログラムはDLX デザインラボの教員と研究者たちが総力を結集して設計・提供し、DLX のユニークで創造的な環境に深く没入しながら学ぶ、得難い体験を得ることが出来ます。


*IPCC (Intergovernmental P anel on Climate Change)

気候変動に関する政府間パネル。1988年、世界気象機関(WMO)および国連環境計画(UNEP)により設立。2022年4月4日に第6次評価報告書「Climate Change 2022:気候変動の緩和について」の第3部を公表。


<期間>

2025年5月9日(金)~7月18日(金)(11週間に全12セッション)13:30-17:00


<会場>

主にDLX(目黒区駒場 東京大学第2駒場キャンパス)


<言語>日本語、英語(英語の場合には通訳がつきます。)


<講師>

このプログラムは、東京大学DLXデザインラボのチームメンバーによって設計されており、参加者にDLXの多様で刺激的な体験を提供することを目的としています。プログラムでは、DLXチームの中心的な教員や研究者が登壇し、それぞれの専門分野や研究の知見を活かした講義を行います。



ペニントン マイルス Miles Pennington

東京大学生産技術研究所教授

(専門分野)デザイン先導イノベーション


檜垣 万里子 Mariko Higaki

東京大学生産技術研究所准教授

(専門分野)プロダクトデザイン学


左右田 智美 Sayuda Tomomi

東京大学 DLX デザインラボ 助教


キム・ヒョンジョン Kim Hyun Jung

東京大学生産技術研究所 価値創造デザイン推進基盤 講師


内倉 悠 Yu Uchikura

東京大学 DLX デザインラボ 特任助教


高山 直人 Naoto Takayama

東京大学 DLX デザインラボ 特任研究員


ジャン・シュアン Siyuan Zhang

東京大学 DLX デザインラボ アソシエイト


ロエル 朋大 Tomohiro Loeer

東京大学 DLX デザインラボ アソシエイト


<セッションの内容>


ワークショップ

ブリーフィング、トーク、演習、課題(宿題)適宜懇親会


チュートリアル

チーム毎にチュートリアルを設定し、プロセスとデザインアイディアに対するフィードバックを通じて参加者の成長とプロジェクトの進捗に関するガイダンスを提供します。


レビュー

全チームが参加する特別なプレゼンテーションイベント。ゲストまたはチームメンバーがレビューアーを務めます。全チームが参加し、各チームの全メンバーがチームのプレゼンテーションを担当します。


<資料>

内容の詳細やスケジュールについては以下の資料をご覧ください。




<参加人数>

20名程度を想定 ※原則先着順でお受けいたします。


<参加条件>

デザイナーに限らず、どなたでもご参加いただけます。

学生もご参加可能ですが、年齢21歳以上の方に限らせていただきます。


<参加費>

1名様 517,000円(470,000円+10%消費税)

<お支払い方法>

クレジットカードによるお支払い、または銀行振込(※法人様の場合請求書発行も可能です。詳細はお申し込み後ご案内いたします。)

<お申込み方法>

●クレジットカード、銀行振込みによるお支払いをご希望の方

以下のリンクよりお申込みください。(Peatixサイトに移動します。)


●請求書発行をご希望の方(法人)

以下のお申込みフォームよりお申込みをお願いいたします。(こちらのフォームからは、参加者ご本人以外の方にお申込みいただくことも可能です。)


※請求書発行の場合はお申込み後、事務局よりお手続きについてのご案内をいたします。


※インボイス制度に対応した適格請求書の発行について

インボイス制度に対応した適格請求書をご希望の場合は、請求書をご希望ください。Peatix経由でのご入金に対しては適格請求書の発行は出来ませんのでご注意ください。(領収書の発行も上記に準じます。)


<登録の流れ>

該当するお申し込みフォームより必要事項を入力の上、ご応募ください。後日、事務局より参加可否のご連絡と、受講料お支払い手続きについてのご案内をいたします。

ご応募の前に、Terms and Conditions(規約)Privacy Policy (個人情報の取り扱いについて)をよくお読みください。

受講料のお支払いを持って、登録完了となります。


<その他>

参加者の皆様には事務局よりメールにて事前にご連絡します。BCCによる一斉配信でご連絡する場合もあります。ご連絡が届かない場合は、スパムフォルダのご確認をお願いいたします。


参加者数が一定数に満たない場合、実施を取り止めることがあります。その際はお申込み者に速やかにご連絡の上返金いたします。


皆様のご参加をお待ちしています!


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●DLX DESIGN ACADEMY Clubメンバーの方は参加費の割引(15%)があります。ご登録の際に、Clubメンバーにチェックをお願いします。

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